Shopify アカデミーの「Shopify Development Fundamentals」ラーニングパスの最初のコース「Developing on Shopify」を受講しました。
Shopify開発者としての基本環境の構築から、テーマの理解、テスト購入までを体験的に学びました。
この記事では各ステップで得た学びを振り返ります。
デフォルト機能を活かした開発のすすめ
Shopifyが開発者にまず伝えているのは「カスタム開発をする前に、デフォルト機能を使い倒そう」という姿勢です。
これは非常に重要な考え方で「最初からコードを書く」のではなく「既存機能の理解と活用」ことで不要な開発を避け、メンテナンス性の高いサイトづくりにつながります。
開発ストアの作成
まず最初のステップはShopify Partnerアカウントを使って開発ストアを作成することでした。この開発ストアは実際の運用に影響を与えず、無料でAdvanced Shopifyプラン相当の機能を備えたテスト環境として利用できます。

またShopifyの機能を拡張するアプリも「Partner Friendly Apps」であればこの開発環境で利用できるので 、開発者向けに最適化された開発環境となっています。
管理画面に慣れる
Shopifyの管理画面では、商品・注文・顧客といった主要セクションに加えて、設定やアプリ管理なども操作できます。
特に商品のバリエーション設定や、販売チャネル(Sales Channels)の概念など、実際のストア運用を想定した画面構成に触れることができました。
商品のバリエーションのデータ構造もShopifyの開発者ドキュメントで丁寧に解説されていました。

サンプルデータのインポート
ストアに商品の登録を行う練習として、Shopify Academyが提供するCSVデータを使ってインポートを体験します。完了すると登録通知がメールで届き実務でも使える流れを一通り確認できました。
テーマとビジュアルの確認
次にShopifyのテーマについて確認しました。今回のコースではDawnテーマを使用しましたが、2025年には新公式テーマ「Horizon」も登場しています。今後の構築案件ではどちらも触れられるようにしたいと思っています。
テスト注文の実行
最後はテスト注文の確認でした。Shopifyには”Bogus Gateway”というテスト決済用ゲートウェイが用意されていて、実際の決済情報を使わずに購入体験を確認できます。
カートに商品を入れてから購入完了までの一連の流れを把握できる貴重な機会でした。

まとめ:開発者目線でShopifyを捉える
このコースを通じて感じたのは、「標準機能をどこまで使いこなせるか」がShopify開発者の最初のスキルだということです。
すぐにカスタムアプリやテーマ編集に進むのではなく、まずは基本に立ち返りShopifyの考え方に沿って設計・開発することの重要性を再認識しました。
オンラインストアの構築だけでなくShopifyを支える仕組みや開発環境を深く理解することで、今後のプロジェクトに活かしていきたいと考えています。