Shopify アカデミーの「Marketing Fundamentals」ラーニングパスの2つ目のコース「Finding New Customers with Shopify」を学びました。
リード(見込み客)の“量”より“質”が大切という視点から、リード獲得における考え方やShopifyが提供しているマーケティングツールの役割を学びました。
Shopifyのリード獲得向けマーケティングツール
今回登場したのは、それぞれ異なるアプローチで“質の高いリード”を獲得するための支援をしてくれる以下の3つのツールです。
Shopify Audiences
Shopify Plus限定のツールで、主にリターゲティングや類似オーディエンス(Lookalike)広告の自動作成に使われます。
Meta広告をはじめ様々なオンライン広告と連携し広告の配信対象を最適化してくれる機能ですが、現在はアメリカ・カナダ限定で提供されている点に注意が必要です。

Shop
ShopはShopifyが提供するショッピングアプリで、購入体験をパーソナライズして「また買いたくなる導線」をつくることを目的としています。
Shop PayやShopチャネルを導入しているストアが利用可能で、モバイルでの買い物体験を強化できます。

Shopify Collabs
Collabsはインフルエンサーやアフィリエイトパートナーとコラボレーションするためのツールです。
ブランドと親和性の高いインフルエンサーを見つけ、成果報酬型のマーケティングを行う仕組みを提供しています。そしてShopify CollabsはUSD100K以上の総流通取引額(Gross Merchandise Value)がある企業などに適していて、ブランドと顧客理解がカギになります。

リード獲得=数だけじゃなく“質”が大事
質の高いリードはコンバージョンしやすく、ロイヤルカスタマーになりやすい。
この視点はとても納得感がありました。
クリック数や広告の反応(CTR)だけでなく、CPL(Cost per Lead)やCPQL(Cost per Quality Lead)のような指標で、本当に成果につながるかどうかを判断していくことが重要です。
目標・戦略・指標を一貫して考える
効果的なマーケティング施策を実行するには、計画から改善までの流れを一貫して意識することが大切です。
- ゴールを明確にする
- そのための戦略を立てる
- 実行後は数値を見ながら調整する
この流れが、どんなマーケティングでも基本になると改めて理解できました。
リターゲティングとプロスペクティングの違い
2つの広告アプローチの違いも非常に重要です。
項目 | リターゲティング | プロスペクティング |
---|---|---|
ターゲット | すでに接点のあるユーザー | まだ知らない見込み層 |
目的 | 再訪問や購入を促す | 認知拡大・新規獲得 |
例 | カート離脱者への広告 | LAL(類似オーディエンス)への動画広告 |
まずはリターゲティングから始めて、費用対効果の高い広告運用を目指すのが一般的とされていました。
マーケティング施策は“やっただけで終わり”じゃない
Shopifyのマーケティングツールは設定したら放置ではなく、「確認・測定・調整」を繰り返して最適化していくことが大切と明言されていました。
たとえば広告の対象リストが合っていない場合は精査したり、異なるオンライン広告をテストしたりして、自分のビジネスに最も合う施策を探していくことが求められます。
まとめ:Shopifyはマーケティングまで一貫サポートしている
今回のコースを通じてShopifyは「オンラインストアを作るだけ」でなく、「マーケティング施策支援ツールも用意されている」 という点も強みであり、人気の理由のひとつだと改めて感じ、「売るための仕組み」まで一貫してサポートしてくれるツールを使いこなせばかなり心強いなと思いました。