Shopify Academyのラーニングパス「Shipping and Fulfillment Fundamentals」を完了しました。
オンラインストア運営において「商品をどう届けるか」は、単なる作業ではなく“体験設計”の一部だと実感させられる全3コースです。
それぞれのコースで得た知見や気づきを自分なりの視点で整理し、具体例を交えながら記事にまとめました。これからShopifyで配送やフルフィルメントを整えたい方のヒントになれば嬉しいです。

第1回: Introduction to Shipping & Fulfillment with Shopify
配送の基本的な構成やShopifyが提供するShipping機能を含め外部委託(3PL)との連携や、Managed Marketsの概要までを体系的に学べる導入編です。
「届けるまでがブランド体験」という視点で、配送そのものを顧客体験として捉える重要性を学びました。
第2回: Shipping Settings and Strategies
送料の設定方法だけでなく、利益を守るための価格設計や返金ポリシーの整備、越境ECにおける注意点までを網羅的に扱います。
「いくらで売るか」ではなく「どこまで含めてその価格にするか」を考える視点が必要だと感じました。
第3回: Fulfillment and Order Routing
注文後のフルフィルメント処理から複数拠点を想定したルーティング設定まで、Shopifyならではの柔軟な出荷戦略が学べます。
配送体制の構築は運営規模の大きさに応じて進化させる必要があり、注文ルーティングの柔軟な設計が鍵になると理解しました。
最後に
このラーニングパスを通じて配送や在庫管理は“商品を送るだけ”の作業ではなく、ブランドの一部として体験を構築する重要な役割を持っていることに気づかされました。
また、いままで何気なく利用していたオンラインショップの裏側には、顧客満足と利益のバランスをとるための戦略的な判断が数多く隠れていたということに気づけました。
特に価格設計や注文ルーティングの考え方には、利用者側では想像しにくい工夫が詰まっていて、今後提案や設計をする時に考慮することが明確になりました。
これからは配送をただの物流工程ではなく、顧客との関係を築くコミュニケーションの一部ということを念頭に置いてShopifyの構築をしていきたいと思います。